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井戸端カンファレンストップ 本のレビュー →北京炎上
        

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北京炎上

水木楊さんの「北京炎上」を読みました。
これはひと言で言えば近未来小説小説です。フィクションですが、
中国の近い将来をシュミレートしているといってもいいと思います。

現在の中国は、経済的には爆発的に成長して来ましたが、それに
つれて「人民」の中に桁違いの格差が生まれてきています。問題
なのは格差そのものではなくて、不公平さだと思います。「持たざる
者」である大多数の人民は、不動産開発や工場用の用地買収の
ために、問答無用で立ち退きを迫られたりしています。それも国家
と同義である共産党の命令によってです。

それ以外にも、以前であれば「共産国人民」として当然の権利で
ある、病院の無料診療などが有料化されましたが、かといって
日本のように健康保険があるわけではありません。今や普通の
人は高額の医療費が払えず医者には行けず「法輪講」などの
宗教に頼るしかないと言われています。その最後の拠り所である
宗教すら、あまり大きくなり過ぎると共産党によって弾圧を受けて
います。

いま、中国国内では1年間で10万件の暴動が起きていると言わ
れますが、原因は同じ「人民」であるにも拘らずこの不公平さと
生活の窮状が「人民」を袋小路に追い詰めているからだと思い
ます。そして、今回の世界的な大不況が中国の成長に決定的な
ストップをかけたことが、この暴動に更に拍車をかけています。
要するに、大多数の「人民」は、共産党にはっきりと「こんなもの
いらない!」とNOを突きつけ始めたのです。

そして、この暴動を意図的ある方向に向けていったら...という
のがこの小説の内容です。大変にスリリングで、共産党政治局
常務委員会でのやり取りなどは、外からは決してうかがい知れ
ないにもかかわらず、迫真のリアリティと緊迫感があります。
そして、小説は中国つまりは共産党の今後について、大きな矛盾
を指摘しています。それは共産党が生き残るためには民主化を
進めねばなりませんが、それをやると共産党が分解してしまう。
かといって、これまでのように強権的に弾圧を加えると待っている
のは「第二の天安門事件」しかなく、やはり共産党は「人民」から
見放されてしまうという事です。

果たして、中国は中国共産党はどの道を選ぶのか、小説を越えて
尽きない興味を提示しています。


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